このページでは印鑑作成時の書体について紹介しています。

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印鑑にはどのような書体があるのか?


印鑑作成専門店 TOP > 印鑑の豆知識 >印鑑にはどのような書体があるのか?


日本においては個人では実印、銀行印、認印などをよく使います。法人ではそれらに加え角印なども必要になってきます。ではそれぞれの印鑑にはどのような書体を使うのが望ましいのでしょうか。書体の特徴も合わせ詳しく調べてみましょう。


法人が用意する印鑑について

印鑑を作る際に悩むものの一つに書体があります。

法人を設立する際には丸印、銀行印、角印、認印などが必要となります。その際、印鑑の書体をそろえ、素材や大きさで区別をつけるのがおすすめです。

何よりセットで購入するより安く仕上がるのも利点です。おすすめの書体は複製されにくい篆書体や吉相体(別名:印相体)がよいとされています。

しかし、必ずしもセットで購入しなければならないといことではありません。一般的には丸印と銀行印の書体をそろえる傾向があります。


行書体が法人印には向かない理由は

日本人に最もなじみ深い書体の一つに行書体があります。ただこの書体はこと印鑑作成においては必ずしも最適とは言えません。

その理由は複製のしやすさにあります。行書体は見慣れているだけでなく字を識別しやすいというのが大きな利点なのですが、それだけに複製する際の難易度も他の書体より低くなってしまうのです。

個人で使う印鑑ならば分かりやすさを重視して行書体で作るのも一つの考えですが、より重要価値が高くなる法人印鑑に使う書体としては適しているとは言えません。


実印を作成する場合に必要な書体の要素とは

印鑑といえば自分の姓や名前をしっかりと表示するものというイメージがあるので、押した時の読みやすさを重視したいものです。

ただ、実印を作る時は読みやすさよりも複雑なデザインのものを選ぶことの方が大事です。

実印は土地取引や金融取引といった重要な場面で使うことが多い印鑑です。このため、可読性が高く分かりやすい印鑑の場合、簡単に複製されてしまう恐れがあります。

安心して実印を使えるように実印を作る時は、篆書体や吉相体といった普段は使わないような書体のものを選ぶのがおすすめです。

複雑な書体は、押したときに一目で読めないため抵抗があるかもしれませんが、安心して使い続けることができます。


印相体は印鑑登録できないこともある理由

実印や銀行印などの用途で使う印鑑には、あえて篆書体や吉相体などの可読性の低い書体が使われることが多くあります。

実印を押すのは、家や自動車を買う時や公正証書を作る時など、重要な書類の作成時に限られます。そのため明らかに本人の意思で押されたことを証明できる必要があります。

大切な実印を簡単な書体で作ってしまうと、複製されるリスクが大きくなってしまいます。そのため、実印には複雑で可読性の極めて低い印相体を選ぶ方が増えています。

ただし、印相体はデザイン性が高いので、職人さんがあまりに文字を崩し過ぎてしまうと、本人確認どころかそもそも読めない文字になってしまうこともあります。市区町村の役所で実印を印鑑登録できないケースもあるので注意が必要です。


それぞれの印鑑で相応しい書体とは

日本人になじみのある書体に行書体があります。どういう文字であるかがすぐに分かりますが、印鑑に使う場合は、複製されるというリスクが高まるためマイナスになってしまいます。

そのため、法人で使われる丸印、銀行印、角印、認印などでは篆書体や吉相体という書体がよく使われます。

個人で使う実印なども同じような考えから篆書体や吉相体がよいとされています。ただ吉相体は仕上げをする職人によっては字を崩し過ぎることもあります。

可読性が低くなるのはよいとして、文字が読めないということにもなり兼ねません。。

そうなると印鑑登録そのものができなくなるので、吉相体を使う場合、実印で使うことをはっきり伝え注文する必要があります。